「脇毛を毛抜きで抜いたことがある人、
正直に手を挙げて見て下さい。」
…
「はい、OKです。
手を降ろして下さい。」
今、手を挙げた人へ
ホントに止めた方が良いですよ?
良いことないですから。
今回は、「なんでけつ毛を毛抜きで抜かない方が良いのか?」を、お伝えしていきます。
脇毛を毛抜きで抜くともう生えてこない?
男性の脇毛が濃くて「モジャモジャ」だと女性からも嫌われやすいですし、
蒸れて「臭い」も強烈になりやすいです。
手軽にできる方法はないかと考えて、
「毛抜きで抜く」のが楽だと思う方も多いようです。
毛抜きで抜けばもう生えないと考える方もいますが、
これは間違いです。
よくある勘違いに「毛を抜くことで毛根が死滅する」というものがあります。
しかし、実際には毛を抜いただけでは毛根が死滅することはなく、
毛乳頭も多少ダメージを負う可能性もありますが、
完全に破壊されることはないので、時間が経過すれば生えてしまいます。
(*ただ、体毛の除去方法やメカニズムについてはまだ科学的に完全に解明されていない部分もあり、
稀に、毛を抜いて処理した人の方の中には生えてこなくなった方の報告もあるようです。)
薄い毛であったり、部位によっては抜いても生えないことがあるといえます。
ただ、生えてこないことが多いのは女性の薄い毛の場合で、
男性の濃い脇毛の場合は生えてこなくなる可能性は低いと考えられます。
脇毛を抜いていると、逆に濃くなる?
男性の脇毛は毛根がしっかりとしていて丈夫なので、
抜くことで毛穴や肌へのダメージが大きくなります。
無理に強く引っ張らないと抜けないことも多く、そうなると「毛穴」が広がりやすくなります。
「毛穴」が広がることでより濃くて太い毛が生えてくる可能性があり、薄くなるどころか余計に濃くなる可能性があります。
現在の脱毛技術では、毛を生えないようにするためには、毛母細胞や毛乳頭の働きを止めなければならず、
その方法としては「レーザー脱毛」によって「毛母細胞(=毛根周囲の細胞)」を破壊しなければならないと言われています。
こうした細胞の破壊は『医療行為』とされていて、クリニックや医療機関でしかできません。
医療脱毛でないと永久脱毛ができないといわれるのはこうした事情からです。
(*脱毛エステサロンの「光脱毛」にも脱毛効果はありますが、
上記理由から、「医療行為」に該当しない程度に出力を落としているので、効果は低いです。
よって、通う回数はクリニックの約3倍程度となります。)
脇毛を抜いていると皮膚トラブルに発展しやすい
男性が脇毛を薄くするために毛を抜くことは毛が濃くなるリスクだけではありません。
ほかにも抜こうとした毛が途中で切れてしまい皮膚のなかに埋まってしまう「埋没毛」や、
無理やり毛を抜いた毛穴に雑菌が侵入してできる「毛嚢炎」といった炎症のリスクもあります。
まとめ
・抜いていると、薄くなるどころか、濃くなる可能性がある。
・毛抜きで抜く行為は、「埋没毛」や「毛嚢炎」になるリスクもあるので、おすすめしない。